星降る夜にあなたを見つけて

見上げた星はあなたのもの

「ねえ、あなたの星とても綺麗ね!」 まだ、幼くあどけない声がきこえる。いったい何の話をしているのか、と好奇心がくすぐられてそっと後ろを見て……驚きのあまり飛びあがりのけぞる。 「……っ!」 あまりの距離の近さに。すぐ目の前に広がるのはきらきらとした黒い瞳。とても綺麗な漆黒の闇の瞳。思わず魅入られかけそうなその時、目の前の少女は不思議そうに眼を瞬かせ首を傾げた。 そのことで白昼夢から覚めるように意識が覚醒し慌てて距離を取った。鼻先が触れあいそうなほど近かった。しかし遠くに伸ばした首の分も目の前の少女にまたぐいっと距離を詰められた。 首は限界でこれ以上距離を取ることは叶わない。息がかかりそうなその距離にこれほど異性に距離を詰められるのは母親や姉以外今までいなくて頬に血が集まるのを感じる。心臓はいつもより早く音は大きい。距離が近いのもあって目の前の少女―改めて見て青いネクタイをしていることからレイブンクロー生だろう―に聞かれそうで、聞かれるのはあまりにも癪で口を開く。 「?どうかし……」 「お前は誰だ!僕に気安く触れるな!離れろ」 「ん~?触れていないと思うんだけどねえ」 そう眉を寄せて呟きながらもぐいっとこちらに逸らされていた身体を戻した。 「んんっ」 咳払いをしてなんとか調子を戻そうと試みる。ちらほらと集まりだした生徒たちからの視線を感じていた。 「あなたの星ほんとうに綺麗……初めて見たわ。これが黒い星なのね……」 その視線に熱っぽさは皆無で、まるで観察対象を記録する研究者のような眼差しだった。

あとがきなど

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