能ある鷹は爪を隠すってね!

私の世界は兄だけであった。
最古の記憶はゆらゆら揺れる水面とそこに浮かんだ船の上で私をあやす兄の大きな手。生まれたときから側にいて守ってくれた。親の話も何もなくただただ家族二人で生きてきた。

生まれたときから二人だけであった。
私たちはこの広い広い世界で、この広い広い海で、たったの二人っきりであった。
この人はほんとうに兄なのだろうか、たまにそんな疑問が頭をもたげる。
親子というには近く兄妹というには遠い年の差で、私はこの人の何なのだろうとたまに思った。

───愛している。愛されている。言葉はなくてもそれぐらいわかる。

けれど……
考えて、そのたびにくだらないと首を振る。それだけで充分なのだ。充分なはずなのに。

兄は私が物心ついたときには既にそれはもう強かった。

だから、私も強くなろうと思ったのだ。
あなたに恥じぬ妹になるために。
あなたに誇れる私になりたい。あなたが誇れる妹(わたし)になりたい。

ジュラキュール・ミホーク

あなたは私の兄。
たった一人の家族、私にとっての唯一。
私はあなたを愛している。

あとがきなど

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